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2006年11月28日 (火)

ぺトラ

11月25日
今いる宿にはサーメル氏(31歳)が働いている。彼は中東の天使と呼ばれていて、この辺りを旅する人々の間ではなかなかの有名人。なぜかというと彼は日本人に対して本当に優しく接してくれて、旅の手配も無料でパーフェクトにこなしてくれる。

実は死海なんかもそこまで行く公共のバスがないので、彼の友人の車を格安でチャーターさせてもらった。『なんで我々にそこまでしてくれるの?』と尋ねると『日本人は私の家族だから』と優しく応える。なんかカッコいい(^^)。家族をもてなすように我々に接してくれる彼のホスピタリティの高さは一級品だ。

そんな彼の生い立ちは我々日本人には想像もつかないほど悲哀と孤独に満ちている。だからといって何をしてあげることもできないので、とりあえず一緒にUNOをして盛り上がった。彼の笑顔と親切に深く感謝すると共に今日我々はアンマンを後にする。
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11月26日
“タータタッターン、タラタッタッタン♪”インディジョーンズをテーマソングに向かうた先は誇り高きナバタイ人の遺跡“ペトラ”。マチュピチュに負けず劣らず数々の旅人を唸らせてきたこの遺跡はまず間違いなくヨルダン最大のハイライトであろう。

遺跡の入口から10分ほど歩を進めると高さ数十mの岩壁が我々の行く手を阻む。しかしその真ん中にはモーゼが海を割ったかのように幅4~6mほどの隙間があり、我々はその崖と崖の間をゆっくりと奥へ奥へと進んで行く。なんだか無茶苦茶ワクワクするぞ!!

そしてしばらく歩いていくと、奥の隙間に太陽の光を浴びて輝く巨大建造物が!膨らむ期待を胸にさらに歩を進めると、目の前が開けて高さ20m級のエル・ハズネが我々の前に堂々と姿を現した!!まだものの30分も経ってなのにいきなり感無量だ!!『やるな!ペトラ!!』
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11月27日
ペトラを堪能した後はさらに南へ、国境の街アカバを目指す。バスを乗り継いで3時間もすると、美海“紅海”が見えてきた。この海を越えればモロッコ以来久しぶりのアフリカ大陸だ。ということでタクシーで港へ。ヌエバ行きの船を探してみる。

するとタイミングよく丁度12時に出航とのこと。なんだかあっという間にヨルダンともお別れすることになった。そして無事エジプト入国を果たしてバス乗り場に行くと、アメリカ人(3人)とロシア人(2人)がマイクロバスの運ちゃんとバス代を交渉している。

どうやら我々(日本人4人)と同じでダハブに行く様子だ。アメリカ人『1人25£でダハブまで行くっていうんだけど高いよなぁ。お前ら入れて1人20£にならないかなぁ?』日本人『えっ?高いよ。15£でしょ。』運ちゃん『△□×?!』……10分後、多国籍軍の勝利!!ごめんね、おっちゃん。
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宿情報(2人で)
WADI MOUSA  Valentine Inn  P.O.Box 205 Wadi Mousa - Petra 8JD(約1440円)

交通情報
AMMAN  →  WADI MOUSA  セルビス(小型バス) 2.5JD(約450円)
WADI MOUSA  →  AQABA  セルビス(小型バス) 5JD(約900円)
AQABA  →  NUWEIBA  SPEED BOAT(船) 45US$(約5400円)
NUWEIBA  →  DAHAB  セルビス(小型バス) 15E£(約300円)

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2006年11月25日 (土)

デッド シー

11月22日
本当はさっさとヨルダンに抜けるつもりだったが、なんか面白そうな街なので1日ダマスの旧市街を歩いてみることにした。スークの中に1歩足を踏み入れると異国情緒あふれる空気が周囲を取り巻く。この独特な居心地のいい雰囲気はダマスならではのものだろう。

人々は外人慣れしていてあまり話し掛けてこないし、しつこい物売りなんかもいない。そして治安も良いので物取りの心配もない。さらにムスリムの国の都心部には珍しく女性も沢山往来している。普段は黒いベールで身を包み長いまつ毛と綺麗な瞳しか見せない彼女らが美味しそうにアイスを食べている。

せっかくなので我々も負けずに特大のアイスを買ってみる……美味(^^)!!そしてもう一つ、驚くべきはこの街には物乞いがほとんどいないということ。富めるはずのヨーロッパではあれ程見かけたのに…不思議だ。決して物質的に豊かとはいえない国なのに。つくづく感服だ。
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11月23日
ダマスカスからさらに南へ。バスで1時間半も走ると国境に辿り着く。アラビア語なんてチンプンカンプンな我々はバスの運ちゃんの後にくっついて言われるがままに国境手続きを行なう。『お~、お前ら日本人か?ウェルカム、ウェルカム』……ハイ、終了!

さすが日本のゴールデンパスポート。あっさりと出入国完了、ヨルダンの地に降り立った。そして国境からさらに1時間半も走るとアンマンに到着。宿を決めた後は街の高台にあるアンマン城へと向かう。ここからなら街全体を360度パノラマで一望できる。

今日も夕日が綺麗だ(^^)。ぼんやりと1日の終わりを眺めながら思うことはなんとなく世界平和のこと。アラブ諸国にはイスラエルやその味方をするアメリカを嫌っている人達が多い。数百年の歴史の中で複雑に絡み合った因果の糸は1度切らないかぎり解くことはできないのだろうか…。
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11月24日
海抜-375m。誰もが一度は耳にしたことがある湖“死海”。塩分濃度が恐ろしく濃くて生物は棲むことができない。この“死海”はイスラエルとヨルダンの国境にあって、アンマンからは車で2時間もかからずに訪れることができる。フッフッフッ、是非とも浮かなくては!楽しみ楽しみ♪

いざ到着して車を降りると、暑い!!11月も終わりだというのに標高が低いせいか晩夏のような暖かさ。今日は金曜日(イスラムの人達は金曜日が休日)ということもあってヨルダンの人達も家族連れでビーチでくつろいでいる。でも女性は肌を出せないのでちょっと暑そう。

早速我々も死海へと入っていくと…『おっ、本当に浮くぞ!スゲェ~!!』これなら立ち泳ぎなんて必要ないし、本だって読める!ただ浮くだけなのになんだか予想以上に楽しいぞ(^^)!そしてちょっぴり味見をしてみると…『グオ~ッ、しょっぱいというより痛い!!』危うく死骸になるところだった…。
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宿情報(2人で)
DAMASCUS  AL RABIE HOTEL  Saruja-Bahsa St. 600SP(約1500円)
AMMAN  CLIFF HOTEL  Prince Mohammed St.P.O.Box184381 3.5JD(約1260円)

交通情報
PALMYRA  →  DAMASCUS  ???(アラビア語読めず)(バス) 125SP(約313円)
DAMASCUS  →  AMMAN  KALNAC(バス) 350SP(約875円)

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2006年11月22日 (水)

パルミラ

11月19日
朝起きるとなんだかちょっとお腹の調子が悪い…。これはもしや?!そういえば昨日の夜軽食屋で安いシュワルマを食べたが…、まず間違いない!アレだ…。ここ最近先進国にいたんでまったく警戒していなかったが、ここは中東だった…。

というわけでチェックアウト(昼12時)まで絶命。それでもめげずに午後からは次の都市を目指す。ところが…昨日のうちに14時のバスチケットを買っておいたのだが、ターミナルに行ったら人が少なすぎて出せないとのこと。なのでいったんホムスに出てからパルミラを目指すことになった。

なので大分遅れて宿に到着。着くなり再び絶命タイムに突入した。おっ、なんだか熱も出てきたぞ!きっと白血球達がフル稼働しているに違いない!この調子なら漢方薬でも飲んでじっとしてれば明日には元気ハツラツで観光ができそうだ。でもなんで嫁は元気なんだろう?
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11月20日

ヴェルサイユやブダペストに続いて3つ目のバラ“パルミラ”。でも略して“パルバラ”ではなく“シルバラ”というらしい。それはこの街がかつてシルクロードの交易都市として栄えていたからだ。なので正確には“シルバラだった”というべきだろうか。

白血球達が頑張ってくれたこともあり、今日は嫁と2人で元気に広大なパルミラの遺跡内を闊歩する。『ラクダは楽だ!』などと日本語でほざいて近づいてくるおっちゃん達を除けば、人もまばらでほぼ独占状態。四面門を筆頭に神殿や劇場、城砦や墳墓なんかもしっかり残っているのでなかなかいい感じだ。

夕方丘の上にあるアラブ城に足を向ける。城壁の一番高い所によじ登って眼下を見下ろすと荒野の中にポツンとパルミラの遺跡群と湖があるのがわかる。その昔この街はきっと荒野に咲く一輪のバラとして栄えていたのだろう。“グ~~ッ”おっ、お腹も減ってきたみたい、今日は美味しいものでも食べよう(^^)。1120geki1_2   1120geki2_1 1120geki3_1 1120geki4_1 1120geki5_1





11月21日
パルミラを後にしてダマスカスへとやってきた。バスターミナルに到着してオロオロしながらも街の中心マルシェ広場を目指すが…失敗!なんだかちょっと違う場所に来てしまった。う~んアラビア語って難しい。仕方なくタクシーを使って広場へと向かう。

そしてお次は宿探しっと、…うん、これはあっさり決定(^^)。決まってしまえば後はのんびり市街でもウロつくことにしよう。辺りも大分暗くなってきて旧市街を歩いていると、一際美しいモスクが目に留まる。イスラム第4の聖地でもあるウマイヤドモスクだ。

その美しさに惹かれて早速中に入ろうとすると嫁が係りのおじさんにまったをかけられた。どうやらベールを被らなければ中には入れないらしい。なので事務所で借りて嫁に被せると、なんか疎開してきた田舎娘みたいになってしまった…。空襲(鳥の糞)には気をつけるんだよ(^^)。
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宿情報(2人で)
PALMYRA  SUN HOTEL  50M of Ass´ad Ommayr St. 400SP(約1000円)

交通情報
HOMS  →  PALMYRA  ???(アラビア語読めず)(バス) 100SP(約250円)

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2006年11月19日 (日)

アラブの国

11月16日
朝起きるとそこはもうアンタクヤ。シリアとの国境はもう目の前だ。思えばトルコという国は実にいい国だった。物価も安いし、パンも美味しいし(今のところ世界一)、そして何より人がいい(^^)。なのでとりあえずトルコの人達に深~く感謝。ここから中東へと突入する。

まず訪れたのは石鹸でも有名なアレッポ。シリアでは2番目に大きな都市だ。バスを降りて地図を見ながら歩いていると、3分に1度くらいの割合で『大丈夫か?』と人々が話し掛けてくる。そして道を聞くと懸命に地図を見て得意満面に教えてくれるが、これが結構な確立でハズレている。

皆親切なんだけどねぇ。でもこの街にいるとはっきりとわかることがある。それは中東といえどキナ臭い場所は本当に極一部の地域にすぎないということだ。“治安の良さ”という面においてもここは今まで訪れた国の中でも1位、2位を争うに違いない。まぁそれはさておき石鹸でも買いに行こう。
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11月17日
結局昨日はアレッポを抜けてハマで宿をとった。ちょっと朝寝坊してハマの街に出てみると、なんかこうのんびりした空気が流れている。今日もいい天気だ(^^)。『よし、いざ街観光へ!』といってもあまり見所は多いとはいえないのでほとんど散歩状態。鼻歌交じりでテクテク歩く。

するとこの田舎街では東洋人は珍しいらしく、いろんな人がタドタドしい英語で話し掛けてくる。それこそ老若男女問わずに『こんにちは』『どこから来たの?』『名前は?』…。その度にニッコリ笑って、手を振って、どこぞの有名人になった気分だ。有名人って大変なんだなぁ。

まぁそんなことを繰り返しながら川沿いの道に出てくると、ハマのシンボル特大の水車を発見!!『でけぇ~~』思わず足を止めて嫁と2人で水車を見上げる。ちなみに身長は20m以上、体重は知らない。よし、これであとはハマ名物ハマロールなるお菓子を食べれば今日のミッションは終了だ。
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11月18日
この国の人々は信仰心が厚く、今でも女性のほとんどは肌を極力出さないようにして外出する。中には黒布をスッポリ被ってまったく肌を見せない人もいるくらいだ。そんなムスリムの国シリアでも、その所々にかつてのキリスト世界の面影が残っている。

クラックデシュバリエ城。その昔聖地奪回のために組織された十字軍が残した古の城。約50年前まで人も暮らしていたほどの耐久性を持つこの堅牢な要塞は高台に気高く堂々とそびえ、今でも街を優しく見守っている。なんだかちょっぴりカッコいいぞ(^^)。

ハマからはホムス経由で約1時間半。我々もこの美しい城を訪れ、ひとつひとつ丁寧に見学していく。そして城の一番高い所に出てみると、もうすぐそこには雲がフワフワと浮かんでいる。『ヒュ~~(^^)!』ここからの眺望は言うまでもなく抜群だ!!
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宿情報(2人で)
HAMA  RIAD HOTEL  Kouatli St. 375SP(約938円)

交通情報
ALEPO  →  HAMA  ALAHLIAH(バス) 65SP(約163円)
HAMA →  HOMS  ALAHLIAH(バス) 25SP(約63円)
HOMS  →  CRAC DES CHEVALIERS  ミクロバス(バス) 420/人数SP(約75円~約1050円)

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2006年11月16日 (木)

カッパドキア

11月13日
『気球に乗ってカッパドキアを上から眺めてみたい!!』という衝動をグッとこらえて(かなり高額)、今日はツアーに参加。まずはギョレメパノラマを眺めながら“なぜこんな奇岩群が出来上がったのか!?”をガイドの姉ちゃんに熱く語ってもらう。

そして続いて訪れたのが不思議な地下都市。蟻の巣の巨大化した人の巣みたいな所で、中には教会やら学校やらなんでもある。大きなもので地下14階、4万人もの人々が暮らしていたというのだから驚きだ。無論方向感覚なんて麻痺してしまうので蟻の凄さを実感する。

その後はウフレレ渓谷を抜けて昼食。スターウォーズでも使われた岩住居跡を見物した後は、そのままアヴァノスを訪れて伝統芸能に触れる。そして最後に巨大なしめじのような奇岩が立ち並ぶ場所で黄金に輝く夕日に黄昏て、しみじみと一日の幕は閉じていった。
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11月14日

『うっ、寒い…』標高1200mのカッパドキアの11月は半ばにもなると息も白いし結構縛れる。我々はケーブ(洞窟)風のお洒落な部屋で暖を取っていたが、朝起きると昨日よりなんだかちょっと寒い感じ…。と部屋の扉を開けてみると!なんと雪が降ってる!!

どおりで…。まぁ積もるところまではいかなそうだが、まさかカッパドキアで今年度の初雪を拝むことになるとは…。『こりゃ~あかん!早く観光を終えて南に逃げなくては!』とは思うものの、さすがにこの天候では外に出ようという気すらなくなる…。

朝食を食べながら食堂でぼんやりと雪空を眺めていると、時計の針の音とともに静かに時間だけが過ぎていく。すると嫁がとんでもない物を見つけてきた!“ベルばら全5巻(文庫版)”なぜカッパドキアに…。今日は温か~いチャイでもすすりながらフランス革命の勉強でもすることにしよう。
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11月15日
昨日とは一変しておもいっきり快晴!朝から裏山(岩)に登って谷を眺めると、朝日を浴びた気球がポコポコと谷の上に浮かんでいる。『いいねぇ~(^^)』これぞ“ザ・カッパドキア”って感じだ。我々も朝食を済ませてすぐさまハイキングへと出発する。

ちょっと卑猥な形をした岩のあるラブバレーを抜けて古い教会や住居の跡を見学した後はソードバレーへ。そしてさらにその奥にある城のような住居跡を越えてローズバレーを目指して歩いていく。この飽きさせない創りがカッパドキアの憎い所だろう。

そして日も大分傾いてようやくローズバレーに到着。のんびりしながら夕焼けを待つ。『お~~っ!ブラボ~~!!』少し赤茶げた岩肌がピンク色と紫色に美しく染まっていく…。そんな絶景を心行くまで楽しんで宿に戻るといつの間にか空も真っ暗。今日の行程は約8時間、我々もたくましくなったなぁ。
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交通情報
KAYSERI  →  ALEPO  HAS(夜行バス) 43YLT(約3870円)

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2006年11月13日 (月)

トルコ鉄道999

11月10日
もう少し日数がかかるかな?と思っていたが、なんだかあっさりシリアのビザをGETできたので今日でイスタンともお別れ。朝からチェックアウトやら洗濯やら朝食やらでドタバタドタバタ。どうにか落ち着いてグランドバザールの脇にある問屋街にお土産を物色しに出向く。

お気に入りのチャイグラスを手に入れた後はこの辺りの名物“サバサンド”なるものを購入。ガラタ橋で釣ったサバをそのまま焼いてサンドイッチにしているのかなぁ?と素朴な疑問を持ちながらも美味しく食べさせて頂いた(^^)。そして荷物を持っていそいそと駅に向かう。

庶民の足とも言うべきトルコの鉄道は安くてとっても快適。時間は掛かるがバスよりも座席は広いしゆったりとしている。6人掛けのコンパートメントに腰掛けて窓の外を眺めるといつのまにか空は綺麗な星空に。『次はどの星に寄るんだろう?』なんて哲郎気分でいるとなんだかウトウトしてきた。
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11月11日
イスタンを出発した列車はただひたすら東へと進んで行く。朝になって嫁と2人で車窓を眺めながらみかんを食べていると、今まで2人で独占してきたボックスシートにも入れ替わり地元の皆さんが徐々に乗ってくるようになってきた(といってもごく僅か)。

来訪者① “OK連発おじさん” 『オ~!ジャポ~ン、OK、OK』『オ~!カイセリ~、OK、OK』丁寧に色々教えてくれて結構楽しかった。来訪者② “親子3人連れ” 坊主がビクビクしながら飴をくれたので、こちらも負けずに折り紙をあげたら大喜び。5人で折り紙大会をして記念撮影をした。

来訪者③ “軍人4人組” とっても陽気な兄ちゃん達で、本物の機関銃なんかも待たせてもらって記念撮影。別れ際窓の外から我々が見えなくなるまでずっと手を振って見送ってくれた。そしていつの間にか列車はカイセリに到着。あとはバスで1時間も揺られればトルコ最大の観光スポット、カッパドキアだ!!
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11月12日
奇妙な形をした白い岩や、キノコのようにニョキニョキした巨大な岩が驚くほど広い範囲に連なるカッパドキア。そんな岩の合間に囲まれるようにあるギョレメの村に宿をとった我々は、朝からその裏山(岩)に登って壮大なパノラマを堪能する。

それにしても摩訶不思議な景観だ。大自然という奴は時に気まぐれに粋なことをする。ここは紛れもなくその代表の一つといえよう。『やるなカッパドキア!』まぁ何はともあれこれだけの景観を前にしてただ見ているだけというのはもったいない。なのでその間を歩いてみることにする。

ギョレメの谷に足を踏み入れるとその岩のほとんどに窓のような穴があるのが見て取れる。中には最近まで住居として使用されていたものもあるんだとか…。教会として使用されていた岩窟には色鮮やかな壁画が所々に残っている。『凄ぇ~ぜカッパドキア!!』
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宿情報(2人で)
GOREME  Traveller's Cave Pension  Gaferli mah. Aydinkiragi mevkii no:28 12YLT(約1080円)

交通情報
HAYDARPASA  →  KAYSERI  TCDD(夜行列車) 10.25YLT(約923円)
KAYSERI  →  GOREME  Nevsehir(バス) 7YLT(約630円)

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2006年11月10日 (金)

飛ばずにイスタンブール

11月7日
遥か昔から東西の分岐点として栄えてきたイスタンブール。今も昔も変わることなく様々な人々がこの街を訪れる。そして早朝、我々も漏れることなくこの街に到着。行き交う人々に紛れて船に乗り、電車に乗って宿へと向かう。

この街を訪れた理由は観光の他にもう一つある。それは次の国シリアを訪れるためのビザを入手しなければならないということだ。ということで宿が決まるとすぐさま街へ、まずは電車で日本領事館を目指す。タイムリミットは12時ジャスト!

本当にギリギリセーフ!!申請を終えて待つこと2時間、領事館のレターを無事GETすることができた。“タッタラタリラ~ン♪”そして我々はレターを天にかざしてみる。すると……何もおきなかった。どうやら使い方を間違えたらしい。とりあえず今は懐にでもしまっておこう。
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11月8日
『よし!今日はシリア領事館に行くぞ!』と意気込んでドアを開けると空は快晴。すると隣で管理人さんが『うわ~こんなにいい天気は久しぶり!この時期にしては珍しいわねぇ』……そうなのか…。『よし!今日はイスタン観光!!』とあっさり予定を変更、街中へと消えていく。

ここはムスリムの国なのでまずはブルーモスクへ。彫像や絵画の無い広々としたモスク内にいるとヨーロッパを終えてイスタンまで来たんだなぁと実感する。そしてここから10分も歩くとトプカプ宮殿に到着。ハレムや宝物館なんかもくまなく探検する。

昼食を食べてちょっと休憩した後は巨大なイスタンの市場グランドバザールへ。土産物屋の兄ちゃん達の誘惑を振り切ってスュレイマニエ・ジャーミィやリュステムパジャ・ジャーミィを見学して廻る。そして最後は船に乗ってサンセットをのんびり眺める。この街には夕焼けがよく似合うなぁ。
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11月9日
昨日は思わず観光してしまったので、『今日こそは!』とシリア領事館へと出発する。道に迷いながらもどうにか到着。先日手に入れたレターと写真2枚、申請書を提出して銀行に20€を振り込めば手続き終了。15時過ぎにはビザをGETできるはずだ。

でもそれまでまだ5時間もある…。まぁとりあえず街でもブラついて時間でも潰すとしよう。と、公園の近くを歩いているとなぜかおっちゃんがリンゴを2つくれた。そして噴水の脇に腰掛けようとすると今度は違うおっちゃんが新聞紙を2枚くれてタバコまで差し出してきた。

でも生憎我々はノースモーカー。そのお気持ちだけありがたく頂戴した。う~んなんだかとっても不思議な街だ(^^)。そして15時になって無事ビザをGET!!“タッタラタリラ~ン♪”そして再びビザを天にかざしてみると……やっぱり何もおきなかった。
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宿情報(2人で)
ISTANBUL  Tree of Life  Boyac Ahmet sk no.3 10€(約1500円)

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2006年11月 7日 (火)

パムッカレ

11月4日
昨日は夜部屋の鍵が動かなくなり閉め出されたりなんかもして散々だったが、おかげでトルコの人達の温かさや優しさに沢山触れることができた一日だった。感謝、感謝。そして今日はというと早速パムッカレの石灰棚を拝むために西口のゲートを目指して坂道を登っていく。

すると警官が立っていて腕で×マークをつくっている。どうやら現在閉鎖中らしい。『あら残念…』仕方なく別のゲートに向かって歩いていると、パトカーが後ろからやってきて我々を車に乗せてゲートまで運んでくれた。どうもテシュッキュレデリム!そして警官にお礼を言って園内に入って行くと…。

OH!ワンダホー!!広大な石灰棚が雪原のように広がっている。棚に溜まった水はスカイブルーに彩られ、辺り一面に立ち昇る湯煙がなんとも不思議な世界を創りだしていた。そして足湯に浸かって白銀の世界を堪能しているとなんだか北国の温泉に来た気分。こりゃたまらんね~(^^)。
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11月5日
パムッカレからバスで7,8分も揺られるとカラハユットというひなびた温泉街に到着する。最近はちょっと寒くなってきたのでここで足湯にでも浸かろうとやってきたはいいものの、どうしたことか足湯が足水になっている…。仕方ないのでみかんでも買ってベンチで食べていると…。

おっちゃんが1人近づいてきた。そしていきなり握手をして我々に何かを伝えようとしている。『…タダメ…シ…タベ…ケ…(もちろん身振り手振り)』なんとなくニュアンスだけは伝わって現場に足を運んでみると、ちょっとしたお祭り騒ぎの中青空の下で学校給食のように皆でご飯を食べている。

何が起きているんだろう?とポケーッとしていたら、我々も席に連れて行かれて目の前にご馳走が並び始めた!そういえば今日は日曜日、どうやらどなたかの結婚式らしくこの地方ではめでたい日には皆に食事を振る舞うんだそうな。そういうことならゴチになります(^^)!!
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11月6日
パムッカレという村にやってきてトルコの人達の温かさに沢山触れることができた。ドルムシュの兄ちゃんも、宿に案内してくれた嬢ちゃんも、扉を開けてくれたおっちゃんも、ムスリムなのにノリノリで記念撮影をしてくれたおばちゃんもとっても親切だった。

皆目をクリクりさせて好奇心いっぱいで色々と助けてくれる。そしてその後は決まって握手をしたりぺシートしたりして気持ちよく『じゃぁね(^^)』。う~ん、なんて気持のいい人達なんだろう。きっと心のゆとりをたっぷり持っているんだろうなぁ。

今の世の中で“自分のことだけで精一杯”なんて人生もなんだかちょっと寂しいもの。石灰棚の上でそんな想いをはべらせながら嫁と2人でピーナッツを摘む。今日はこれから夜行列車に乗ってパムッカレを後にする。なんだかとってもテシュッキュレデリムな村だったなぁ。
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宿情報(2人で)
PAMUKKALE  KALE OTEL  Kale Mahallesi Ataturk Caddesi No16  25YLT(約2250円)

交通情報
DENIZLI  → HAYDARPASA  TCDD(夜行列車) 17.25YLT(約1553円)

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2006年11月 4日 (土)

スーパー親日国トルコ

11月1日
昨日はさらに凄い雨と雷、引き続き雨降りな日が続く。どうやらすっかり機嫌を損ねてしまったようだ。でも南の方角を見ると青空も見える。よし!ここは一か八かバスにでも乗って南方面に出向くことにしよう!

と扉を開けると、雨足がいきなり激しくなった…。う~ん、スタートでつまづくとは…。でも1度決めたからにはと、雨が小降りになるのを待って再度出発!我々の運の良さだけを頼りに、リンドス行きのバスに乗り込む。そしてしばらくすると案の定雨は止んでいった。

雲もまだまだ多めだけれども、その隙間から太陽が我々を温めてくれる。『ありがたや~(^^)』。リンドスに着いて空を眺めてみると雲がまるで生き物のようにうごめいていた。是非とも太陽や雲や風に愛されるような旅人になりたいなぁ。
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11月2日
ロドスの港から高速船で約1時間。トルコはマルマリスにやって来た。エーゲ海沿岸という場所柄もあるが、マルマリスはギリシャより物価も高めだし都会な感じ。でもトルコ自体の宿代や交通費は良心的なので旅はしやすそうだ(^^)。

ヨーロッパの旅を終えてトルコの大地を踏みしめた我々は次なる感動や経験を期待して胸を膨らます。そして早速ロドスの宿で紹介してもらった宿を探してテクテク歩いていくと、釣り糸一本とパンくずで釣りをしているおっちゃん達に遭遇。

『メルハバ~』釣果も良好らしく何だかとっても楽しそうだ。そして数分後にはあっさり宿にも到着。ところが…『今シーズンオフだからやってないよ。』と酷な一言。でも困った顔をしてオロオロしていたら、おっちゃん笑いながら一泊だけ泊めてくれることになった。いきなりテシェッキュレデリムだ!
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11月3日
朝から大雨の中出発。トルコの旅が始まった。バスチケットを購入した我々はバス会社の前でターミナル行きの送迎バスを待つが、時間もせまっているのになかなかバスがやってこない。そしてようやく来たと思ったら本当にギリギリ。ターミナルに着いてバスに乗り込むとすぐさま出発した。

目指す先はデニズリ。ところが…バスをよ~く見てみるとイズミルと書いてある。さっきおっちゃんにチケット見せたらこのバスだって言ってたはずなのに…。うん?あれっ!チケットにもイズミルって書いてある!イカン、初歩的なミスだ。チケットの確認を怠っていた…。

どうやらヨーロッパで平和ボケしすぎたみたいだ。お~~~~っ!さらにWショック!!急いでいて送迎バスに買い物袋を忘れてきてしまった!!!あの中にはガイドブックや地図、パンやおやつがたっぷり入っていたのに…。オーマイガッ!とかなり凹みながらも途中でバスを乗り換えてデニズリへと向かっていった。
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宿情報(2人で)
MARMARIS  Inter Youth Hostel  Tepe Mahallesi 42. Sokak No.45 30TL(約2700円)

交通情報
RODOS →  MARMARIS  ???(高速船) 31€(約4650円)
MARMARIS  →  DENIZLI  KAMILKOC(バス) 17YLT(約1530円)

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2006年11月 1日 (水)

騎士の時代

10月29日
ロドス島は中世の頃騎士団の街として栄えていた島。なので旧市街の周りには城壁がしっかり残っているし、城砦や宮殿も役割を代えて今もなお立派な建物として現役で活躍している。そんなロドスの街歩きはワクワクするほど楽しい(^^)。

小石でできた石畳をゆっくり歩いてアーチをくぐると、沢山の土産物屋やレストランが軒を連ねている。しかもほとんどのお店が昔ながらの石造りの建物をそのまま利用しているので雰囲気たっぷり。ここは異国の街というよりは異時代の街。どうやら中世に足を踏み入れてしまったようだ。

それでいて雑多で古臭いイメージは全くなく、不思議と平和な空気で満ち溢れている。なんて素敵な街なんだ!この道40年くらいのおっちゃんの作ったケバブを食べながら城壁の隙間を覗くと、そこには石垣島にも負けないくらい綺麗な海が美しく広がっていた。ロドス最高!!
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10月30日
次の船の情報を集めに港へと出向く。シーズンを外れると船の本数も大分減ってままならないことも多いが、何をするにも値段が安くなるのが嬉しい。そんなに急いでいる旅でもないので次の船までのんびりすることにしよう。

まぁそんな感じで港をウロウロしているとなんだかゲームの主人公になった気分。きっとこれもロドスの空気のなせる業だろう。ふと周りを見渡すと釣りをしている人もチラホラ。まず間違いなく今日の晩飯を獲りに来ているに違いない。大きいのが釣れるといいね(^^)。

午後になって食事を済ませた後はまたまた街を散策。今日はついでにグランドマスターの宮殿にも入ってみた。王宮とは違って華やかさがない分、とっても落ち着いていてムードがある。騎士という人達の生き様になんだか自然と興味が湧いてしまった。
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10月31日
昨日は凄い雨と雷だった。朝になって雨は上がったものの、ちょっとパッとしないお天気。晴れ間も覗くが雲も多い。それでも間隙を縫って近くの海へ。人影の少ないビーチを嫁と2人でのんびりお散歩する。それにしても綺麗な海だ。

しばらくするとやっぱり雨が…。こんな日は美味しいものでも食べることにしよう。ギリシャのファーストフードは安くて味もなかなかイケてる。ピタパンに豚串と野菜やポテトを挟んで巻いたピタスブラキ。大きな茄子と挽き肉と厚めのパスタを重ねて焼いたムサカ。

ガッツリ食べてエネルギー充電!!といってもこれといって特別することもなく…、雨雲の行方を目で追いながらボーっとたたずむ。『おっ、太陽だ!』ここぞとばかりに今度は街へ、やっぱり太陽があると足取りも軽い。今日は土産物屋でも冷やかしながらボチボチ帰るとしよう。
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宿情報(2人で)
RODOS  Rodos Youth Hostel  12Erqiou 18€(約2700円)

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